Sambomaster

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2000 年、大学時代に山口隆(Vo.Gt)と木内泰史(Dr)により結成。後にもともとギターを弾いていた近藤洋一(Ba)をベーシストとして迎え 3 人組のサンボマスターとして都内のライヴハウスで活動を開始した。01 年に自主制作 CD『キックの鬼』を 300 枚限定発売。03 年にオナニーマシーンとのスプリット盤 CD「放課後の性春」でメジャー・デビューを果たすと、同年 12 月にメジャー 1st アルバム『新しき日本語ロックの道と光』を発売。ソウルフルなメロディラインとパンキッシュな演奏、福島出身である山口の朴訥な語り口調と裏腹に激しくシャウトするヴォーカルスタイルでインパクトを与え、一躍音楽シーンに躍り出た。3 人の強烈なキャラクターとロックンロール、ソウル、パンク、ジャズをも内包した音楽性と山口のペンによる叙情的な歌詞の世界は多くの先輩ミュージシャン、文化人からも評価を受け、04 年に 2nd シングル「月に咲く花のようになるの」が松尾スズキ監督の映画『恋の門』の主題歌となり、メンバー 3 人も出演。同年 12 月にはYO-KINGのソロ・アルバム『音楽とユーモアの旅』に「審美銃」「バトンが泣いている」の 2 曲で参加するなど、存在感を増していった。3rd シングル「青春狂騒曲」がアニメ「NARUTO -ナルト-」OP 曲となるなど、タイアップ曲を多く含んだ 2nd アルバム『音楽とユーモアの旅』(05 年)では、ホーンセクションを加えた「夜が明けたら」、「週末ソウル」といったソウル・ナンバーと、「欲望ロック」、「美しき人間の日々」に代表される疾走感あふれるパンク・チューンで、バンドの音楽性を確立、オリコンで 5 位を獲得する飛躍を見せた。さらに 05 年 7 月より放送されたフジテレビ系ドラマ「電車男」にて「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」が ED テーマ曲に起用されたことで、ドラマのヒットと共にサンボマスターの名もより一般層に知られることとなった。その勢いを受けてのアルバム『僕と君の全てをロックンロ ールと呼べ』(06 年)では 18 曲の大ボリュームで、さらに“君”と“僕”の二者間における物語を暑苦しく歌うバンドというイメージを極めた。世間的な知名度を得たことに伴うブーム的な盛り上がりが落ち着いて以降も、『音楽の子供はみな歌う』(08 年)『きみのためにつよくなりたい』(10 年)とコンスタントにアルバムを発表しながら、ツアーのみならず、フジロックをはじめとする大型フェスの常連として精力的にライヴ活動を行うことで、どんなステージでも世代を問わず支持を得るライヴバンドとしての人気を確立していった。11 年 3 月 11 日の東日本大震災を機に、彼らの作品、ライヴはより人々に寄り添う温度感を増したものになっていく。初ベスト盤『サンボマスター究極ベスト』をリリースすると、続く 6 枚目のオリジナル・アルバム『ロックンロールイズノットデッド』では、ストレートなメッセージを込めた表題曲の他、震災で被害を受けた山口の故郷・福島への思いを込めた「I love you & I need you ふくしま」を初回盤限定チャリティ・トラックとして収録した。また、山口は同曲で福島県人バンド「猪苗代湖ズ」の一員として大晦日の「第 62 回NHK 紅白歌合戦」に出演した。ビクターエンタテインメント内のレーベル「Getting Better」へ移籍しての初作品『終わらないミラクルの予感アルバム』(13 年)では、「どうしても人力でやることが必要だった」と山口が語った前作『ロックンロールイズノットデッド』とは一転、「スローモーションラブ」など、打ち込みを駆使した楽曲で新境地を聴かせ、ライヴでは 3 人が楽器を置き 3 マイクでパフォーマンスするコーナーを設けるなど、これまで以上に自由に音楽を表現することで、新たな一歩を踏み出した。15 年に結成 15 周年を迎え、8th アルバム『サンボマスターとキミ』を発売。初回特典盤にはインディーズ時代に限定発売した『キックの鬼』のリマスター復刻版が付属となり、ファンを歓喜させた。17 年 12 月にはキャリア初の日本武道館公演が実現。18 年、TBS 系テレビドラマ『チア☆ダン』の主題歌に 10 年にリリースした 14th シングル「できっこないをやらなくちゃ」が起用され、その力強い応援歌が再び世間一般の脚光を浴びることとなった。20 年には結成 20 周年を迎え、奥田民生、10-FEET、My Hair is Bad、BiSHら豪華アーティストがサンボマスターの楽曲をカヴァーした初のトリビュート・アルバム『サンボマスター究極トリビュートラブフロムナカマ』のリリースが予定されている。

Type

Group

Founded

2000

Founded in

Tokyo

Country

Japan

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